リハビリテーション科 総括責任者あいさつ

医療法人長野寿光会リハビリテーション科は、上山田病院(地域包括ケア病棟・回復期リハビリテーション病棟・医療療養病棟・外来リハビリテーション)と介護部門(通所リハビリテーション・訪問リハビリテーション・介護付き有料老人ホーム・デイサービス)にスタッフを配置しております。地域における亜急性期から維持期・在宅期の方々の機能回復から維持、生活の質の向上を図っております。加えて、介護予防や若年層、高齢者に向けて介護予防や運動指導をリハビリ教室として開催しております。そして、当法人に関わる「すべての皆様の生活を支える」ことを目指し取り組んでおります。
また、リハビリテーション科では入職後1~3年目の期間に新人教育プログラムを策定し、各協会における生涯学習システムと合わせて学習することでジェネラリストの育成に取り組んでおります。また、キャリアラダーを用いて各セラピストが成長出来る職場を目指しております。私たちと共に成長し、一緒に地域を盛り上げていきましょう。
リハビリテーション科 総括責任者
町田 敏明
リハビリテーション科における新人教育プログラム
新人教育プログラム
新人教育プログラムの目的
当院における新人教育は、新人指導要綱に則りセラピストとしての “技術の標準化” と “人間力の育成” を目標としています。“技術の標準化” は、評価技術や臨床推論などセラピストとして必要となる技術を指し、“人間力の育成” は社会人・医療人として必要となる接遇マナーやコミュニケーション技術を指しています。これらの技術を習得できるよう、新人指導を行うことで対象者の技術の向上につながり、臨床現場で即戦力として働くことができるようになり、そしてリハビリテーション科全体の底上げにつながると考えています。また、指導を行うスタッフは対象者が能動的に新人教育プログラムに取り組めるように心理的な面でのサポートも行っています。
新人教育体制
1名の新人スタッフに対し、配属病棟において直接的指導者のプリセプターと指導者相談役としての プリセプターリーダーの2名体制となるプリセプター制度をとっています。入職から1年間に渡って、いつでもフォローができる体制を整えています。また、2年目、3年目も相談役が担当し、寄り添った教育体制を整えています。

先輩の声
理学療法士
回復期リハビリテーション病棟
チームリーダー
回復期リハビリテーション病棟のリハビリでは、在宅復帰と社会参加を大きな目標としているため、「身体機能の向上」と「生活環境の設定」の両面からアプローチすることにやりがいを感じています。その中で大切にしていることは、患者様の「やりたいこと」や「生きがい」を尊重した支援を行うことです。患者様の気持ちに最大限に寄り添い、「できない」ことかが「できる」ようになっていく喜びを一緒に共有したいと考えています。

作業療法士
回復期リハビリテーション病棟
チームリーダー
作業療法士は、怪我や病気で「いままでの当たり前の生活」が難しくなった方に対して、「からだ」と「こころ」のリハビリを行います。そのため、身体機能面のアプローチや日常生活動作の獲得はもちろんですが、患者さまの「なにをできるようになりたいのか」を忘れず、患者さまの思いを汲み取り、ご家族さまにも寄り添ったリハビリの提供や退院支援ができる様に日々心がけています。
当院では、介護部門と連携を図り、入院から退院後の在宅・施設での生活に必要な支援において、患者さまの個々の「人生」や「生活」に深くかかわり、一人ひとりの生活に合わせたサービスを提供できることが魅力だと感じています。

新人教育プログラム年間スケジュール

新人教育プログラムで開催している勉強会
- 日常生活動作について (担当:理学療法士)
- レントゲン・CT・MRI画像の見方 (担当:理学療法士)
- 併設施設での生活とリハビリについて (担当:機能訓練士)
- 家屋環境・福祉用具について (担当:訪問リハビリスタッフ)
- 摂食嚥下について (担当:言語聴覚士)
- 高次脳機能障害について (担当:作業療法士)
※ 勉強会テーマは2024年度実績
リハビリテーション科スタッフ数
当リハビリテーション科では、10年目までの若手スタッフを中心に64名が在籍しています。

※ 2024年12月現在