
人工透析とは、腎炎、高血圧、糖尿病などの疾患によって腎臓の機能が低下して血液をろ過できなくなった患者さんを対象とした治療方法です。
この治療では、腎臓が果たすべき役割を代行して血液中の老廃物や過剰な水分を除去します。
通常、この治療は1日あたり約4時間、週3回のペースで行われ、患者さんの体内のバランスを維持しながら生活の質を向上させることを目指します。



当院の特徴
- 入院治療しながらの透析治療
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当院は急性期病院の後方支援病院として、一般外来・回復期リハビリテーション病棟・地域包括ケア病棟・医療療養型病棟を備え、入院しながらの透析治療が可能です。
- 有料老人ホームを病院敷地内に併設
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温泉付住宅型有料老人ホーム「あっとほーむ戸倉上山田温泉」、介護付有料老人ホーム「あっとほーむ上山田」も病院敷地内に併設し、入所者様の外来透析を受け入れております。
- 無料送迎
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自宅から通院され、ご希望がある外来透析患者さんにはシンリク観光タクシー様による無料送迎を実施しています。
送迎対応エリア:坂城町・千曲市(当院から10㎞範囲内)- 送迎車の到着まで30分ほどお待ちいただく場合がございます
- ご利用される場合は事前に登録手続きと同意書の作成が必要となります
- フットケア
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透析患者さんに多い「下肢の閉塞性動脈硬化症」に対して足部の観察を定期的に実施しております。これは、日本フットケア・足病医学会や日本透析医学会の指針に基づいた足の観察から、爪切り・足部の肌保湿・足の傷処置などを実施いたします。また、必要性に応じ「血圧脈波検査(動脈硬化の程度を測る検査)」を行い、適切な治療の提供や専門機関病院への紹介をいたします。

透析科の職種
- 医師
- 看護師
- 臨床工学技士
- 臨床検査技師
- 看護助手
透析スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前(8:00~) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
午後(13:00~) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
休日 | 日曜日 ※ 救急受入・夜間受入(平日含む)は行っておりません |
医師紹介
透析科
透析センター長
米山 尚慶 (よねやま なおよし)
資 格
日本プライマリ・ケア連合学会認定医
専 門
透析、救急
経 歴
自治医科大学医学部 卒業
併 任
自治医科大学医学部 臨床講師(地域担当)
透析科
非常勤
目良 純一郎 (めら じゅんいちろう)
透析科
非常勤
神應 太朗 (かんのう たろう)
透析科
非常勤
小松 久仁彦 (こまつ くにひこ)
専 門
腎・血液透析
経 歴
防衛医科大学校医学科 卒業
海上自衛隊航空医官
神奈川県厚木市/埼玉県川越市 透析センター
透析科
非常勤
吉田 成孝 (よしだ しげたか)
透析室
透析ベッド数 25床
ベッドにはテレビを設置しています
- テレビの利用は無料です
- イヤホンをご持参ください
治療内容
血液透析(HD)と血液濾過透析(HDF)を施行しています。
当院では通常の血液透析(HD)に加え、透析液を補充液として使用する「オンライン血液濾過透析(HDF)」治療にも対応しています。オンラインHDFは、腎不全患者さんの体内からより多くの老廃物を取り除くことが可能となり、透析アミロイド症の関節痛やイライラ感、かゆみ、食欲不振、貧血などの透析合併症の改善が期待されています。
その他の実施検査
シャントPTA(経皮的血管形成術)、シャントエコー検査、採血、レントゲン、心電図
透析設備
当院の透析液は、日本透析医学会が推奨する透析液の水質浄化基準の最上位「超純水透析液基準」をクリアしています。また、その水質を維持するため、治療終了後の機械の洗浄消毒細菌検査をしており、週に一度「高温の熱水消毒」を実施しています。
安全で質の高い透析液を提供するため、定期的な水質管理に力を入れております。
当院で透析治療をお考えの方へ
ご予約は地域医療連携室でお取りいたしますので、紹介状をご持参のうえご受診ください。
転院時の必要書類について
現在、入院・治療を受けている病院へ作成をご依頼ください
- 透析条件表
- 透析経過表(最新のもの過去3回分)
- 診療情報提供書(検査データ、処方内容含む)
(入院されている方は、その診療科・入院科の主治医からもご用意ください)
地域医療連携室直通 ☎ 026-276-7555
上山田病院(代表) ☎ 026-275-1581