第9回リハビリ教室 「ひとりで悩まずみんなで知ろう!認知症のこと」を開催しました

去年に引き続き当院の作業療法士が講師を務めさせていただき「認知症予防教室」を開催しました。今回の講義内容はこちらです。

  • 認知症について
  • 認知症状に対する対応方法
  • 自分でできる認知症チェックと認知症予防運動


新型コロナウイルスが5類に分類されて以降、初のリハビリ教室で12人の方が参加してくださいました。「認知症」とは脳の病気や障害など様々な原因により、知機能が低下し日常生活全般に支障が出てくる状態を指します。家族や友人に認知症の症状がみられる場合、その症状に対する対処法や対応に困ったときに相談できる場所、早期受診のメリットについてお話させていただきました。

自分でできる認知症セルフチェックでは、6個の項目の中で多くチェックがつくと認知症が疑われるというもので、ご自身だけでなく、認知症なのかな?と感じる家族、友人を想像してその方についてチェックする方も見受けられました。

また、認知症の予防に大事な「5つのキーワード」をご紹介しました。
①知的活動を増やす
②運動で体を動かす
③バランスの良い食事
④睡眠を十分にとる
⑤人とのコミュニケーションです。日頃の生活の中で認知症予防に欠かせないものなので、是非みなさんも取り組んでいただきたいです。

認知症予防運動は去年も好評だった「ふまねっと」を行いました。「ふまねっと」はなかなか聞き覚えのない運動だと思いますが、大きなマス目でできた網を踏まないようにゆっくり歩く運動です。歌に合わせて様々なステップを踏んだり手を叩きながら行うことで頭と体を同時に使い認知症予防につながります。みなさんスタッフの真似をしながら覚えて本番に臨みました。「うみ」「春が来た」「カエルの合唱」3曲を行い、歌によって徐々に難易度をあげて行いました。歌を歌いながら手拍子をしてステップを踏む動きに戸惑う方もいらっしゃいましたが、和気あいあいとみなさん笑顔を見せながら楽しまれていました。リハビリ教室後の参加者様とのお話やアンケートでも
「楽しんでできました」という声が多く聞かれました。

今後もリハビリ教室で行ってほしいこと、知りたいことがあれば
是非お声がけください。皆様のリハビリ教室への参加、心よりお待ちしています。今回第9回長野寿光会リハビリ教室に参加して下さった皆様、ご参加いただきありがとうございました。